「簡単クッションカバー」の作り方
超簡単レシピご利用にあたって
できるだけわかりやすい説明を心がけていますが、よくわからない点は お気軽にお問合せください。
「簡単クッションカバー」の完成図
初心者の方でも簡単な、ファスナー付けのないお手軽クッションカバーを作りませんか。開き部分に留め具は使わず「重なりしろ」を多くとるだけの仕様です。
見本作品は肌触りの良いマイクロボアですが、普通地でもキルティングでもOKです。
今回は毛糸のポンポンを作って付けましたが、生地2~3種類使って切り替えても素敵です。生地の組み合わせや、ポンポンの有無で、がらりと雰囲気が変わりますので、お好みで楽しんでみてくださいね。
「簡単クッションカバー」の材料と用具
材料:1個分の材料
ヌードクッション40cm角1個、マイクロボア巾1m×50cm(ボア以外も可)、ミシン糸(60番)ニット用(伸縮生地)または普通地用、
ポンポン用毛糸1玉(40g弱)、手縫い糸(20~30番)ポンポン用
用具:裁ちばさみ・糸切りばさみ・チャコペン・定規・目打ち・まち針・ミシン(ミシン針11~14番かニット針)・ポンポンメーカー・手縫い針
ワンポイントあどばいす1
ボア生地には、縦には伸びず横に伸縮するもの、どの方向にも伸縮するもの、ほとんど伸縮しないものといろんなタイプが市販されています。伸縮しやすい生地の場合は、ニット用の針と糸をお使いください。伸びる生地のときはできるだけ伸ばさないよう注意して扱ってね。
1.生地を裁断する
上図の通り、縫い代込みで94cm×42cmに裁断します。縫い代は左右2cm、上下1cmです。※濃い青の点線は、折り線です。
ワンポイントあどばいす2
今回使用しているボア生地は、切り口の布端から、ぽろぽろとボアの繊維が飛んで、あちこちくっついたりします。
私は毛くずの出る素材(ボアやコーデュロイなど)は、ガムテープをエチケットブラシ代わりに、毛くずをくっつけて掃除しながら作業してます。そうすると、ミシン周りに毛くずが落ちる→自分にくっつく→家中あちこち毛くずだらけ…を防げます。あ、コロコロのほうが使い勝手が良いと思います(笑)。
2.重なり部分の縫い代始末
まずは、周囲をロックミシンまたはジグザグミシンで処理します。伸びる生地の場合は伸ばさないよう注意してね。※差動付きロックミシンなら、縮ませながら縫うと良いです。
次に下図のように、両端2cmのところを折ってまち針でとめ、ミシンで縫います。ボアなど厚い生地は二つ折り、薄手の生地なら三つ折りで。
3.カバーを仕立てる
平らなところに置いて、片側を図のように折ります。中心を10cm重ねるように反対側を折ります。上下1cmのところ(赤い点線)をミシンで縫います。縫い初めと縫い終わりは返し縫いします。
右上図の丸印の位置(開きの重なり部分の端)も、1cmほど返し縫いしておくと、クッションの出し入れに力がかかっても安心です。
下:ひっくり返してクッションを入れてみました。ポンポン無しならこれで完成です!
4.毛糸のポンポン付けて完成
これはお好みですが、よろしかったら毛糸のポンポンを付けてみませんか?
手芸店で売られている専用のポンポンメーカーを使うと、簡単です(写真にある私の持っているものは、古いバージョンのものなので、今は廃盤かも?)。
ちなみに、見本作品のポンポンのサイズは直径7cmに作りました。
ポンポンを作るときは、共の毛糸ではなく、ボタン付け糸などの太い手縫い糸(20~30番)で結びます。結んだ糸は10~15cm残しておき、その糸を縫い針に通して、カバーの角から中に刺し、内側で結びます。これでポンポン付けが完了。
ハイ「簡単クッションカバー」の完成です。
クッションカバーとポンポンの色を入れ換えて付けてみました。そのへんは皆さまのお好みでね!