「ミシンでアップリケ(イニシャル&四角)」の作り方

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「ミシンでアップリケ(イニシャル&四角)」の完成図

手軽にできて、お洗濯にも強い「ジグザグミシンで縫い付けるオリジナルアップリケ」の作り方第2弾をご紹介します。今回は男の子向きにイニシャルのアルファベット「S」と四角形の大小の組み合わせで作ってみました。

前回はシンプルなハートでしたが、今回のイニシャル、アルファベットの「S」。文字ならではの注意ポイントあり(注意箇所=3.パーツ作りの工程)です。

今回も図案の型紙はありませんが、気軽に描いてチャレンジしてみてね。

「ミシンでアップリケ(イニシャル&四角)」の材料と用具

材料:キルティング(ベース/本体用)、薄手生地(アップリケ用)3種類、接着芯(不織布薄手タイプ)、糸(60番)、型紙用紙(コピー用紙やハトロン紙など)

用具:裁ちばさみ・糸切りばさみ・チャコペン・定規・紙用はさみ・まち針・ミシン・アイロンなど

1.本体準備

今回の見本作品はファスナー開きバッグです。本体詳細は省略しますが、アップリケする袋物や小物、洋服等の本体をご用意くださいね。

アップリケの位置や大きさ・形によっては、本体完成後に縫い付けることができる場合もありますが、たいていは本体の各パーツをカットしただけの平らな状態のものに、アップリケするほうが作業しやすいです。

但し、ある程度形にならないと、アップリケの配置場所や、大きさ・数等決めづらいとか、迷う場合がありますね。
そんな時は、縫い付ける作業の邪魔にならない程度に、本体を縫い合わせてみるのも手。今回私が見本で製作したバッグも、ある程度形にしてから、アップリケのパーツの位置決めをしました。

2.アップリケ図案の型紙作り

型紙は、付けたい部分に合うサイズで、フリーハンドで描いて、切り抜きます。くりぬいたほうの紙も、布の柄を見るのに便利なので捨てないで活用してね。

「型紙作り」を工程に入れておりますが、型紙を作らず直接布に描いてもかまいません。省く場合は次の工程に進んでください。型紙の利点は、布に乗せて、柄の出方を見ながら検討することができますし、同じデザインでまた作りたい時にも便利です。

今回は左右非対称の文字「S」ですが、ハートのように左右対称(A・H・Wなど)の場合はハートと同じく、紙の中心で折って切ると、フリーハンドでもきれいな左右対称にできます。とは言え、左右対称でなくても味があるので…そのへんはあまり気にしないで良いかも!

3.アップリケのパーツ作り

パーツに使うはぎれや接着芯は、実際にカットしたい大きさより、ひとまわり大きいものを準備してください。接着芯の光っている面に糊が付いていますので、表裏に注意して、はぎれの裏にアイロンで接着しておきます。

接着芯を貼ったら、文字を描きます。型紙を作った場合は型紙を乗せて写します。

この時、接着芯側(裏面)に型紙を乗せて文字を写す場合は、必ず文字の表裏を逆にして写してください。ここ重要!Sが裏向きになってしまいますので気を付けてね。はぎれの布側(表面)に書き写す場合は、見たままの方向で大丈夫です。

パーツ作りの詳細はここでは省略しますので、「ミシンでアップリケ(ハート)」の作り方の「3.アップリケのパーツ作り」をご参照ください。

型紙を写して、各パーツをカットしたところ↓(縫い代不要)。

4.本体に縫いつけ

パーツを土台布にのせて、バランスよく配置します。

配置が決まったら、パーツをチャコペンで写します。
この線の通りに縫い付けていくので、しっかり見えるように描いてください。

縫い付ける際の縫い目について。
ジグザグミシンの縫い目の画像をご覧ください。右端が我が家のミシンの標準の縫い目です。

ジグザグミシンの縫い目いろいろ

振り幅(横幅)3.5mmは変えずに、縫い目の細かさ(縦の長さ)だけ変えてみました。どれが正解ということはないので、お好みで大丈夫。縫い目の大きさを変えられないミシンの場合は標準で。

ジグザグステッチに使うミシン糸の色について。
基本ははぎれと近い色を使いますが、縁取りを目立たせるデザインも可愛いです。はぎれと反対色にしたり、同系色でも濃いめ・薄め、どちらもOKです。パーツごとに色を変えても良いし、ステッチは全部同じ色と言うのも良いですね。いろいろお試しください。

重なっている一番下になるパーツから順に縫い付けていきましょう。パーツをまち針で留めますが、あれば布用ボンドや両面接着シートで仮止めすると縫いやすいです。

縫い始めは、一番下になるパーツの、後で見えなくなる位置からね。

1個できたら次のパーツへ。

ジグザグミシンの針目(縫目)が、パーツから大きくずれないように気を付けながら、ゆっくりパーツの周囲を縫いましょう。
パーツの角・カーブ部分はできるだけ縫い目が重なるようにします。そのほうが丈夫に仕上がります。自信がない時は、ゆっくりゆっくり、何度止まっても良いので、丁寧に方向を変えつつ、縫っていってくださいね。

アップリケパーツが付け終わりました!!

アップリケ付きの作品完成図

アップリケが完成したら、本体を完全に縫い合わせて作品を仕上げてください。

簡単アップリケ第2弾、いかがでしたか~?
市販のバッグに、洋服に、オリジナル図案をアップリケすれば、手軽に世界に一つだけのアイテムに!慣れたら細かいパーツのある図案にもチャレンジしてみてくださいね。

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