「座布団(本体)」の作り方
超簡単レシピご利用にあたって
’18.3.12追記 → サイズ変更の計算方法を追記しました。
最近もご質問をいただくので、さらにちょっと詳しくしました。
’17.11.9追記 → サイズ変更の計算方法を記載しました。
サイズ変更のご質問をよくいただくので、計算方法を記載しました。
その他ご不明点は お気軽にお問合せください。
「座布団(本体)」の完成図
園や学校でよく使う、椅子の背もたれにゴムを引っ掛ける式のゴム付き座布団(本体)を作りましょう。
中綿には、市販のシートクッションを使い、巾着袋を縫うように、キルティングで袋を作り、脇にゴムを縫い付けます。案外簡単ですので、ぜひ作ってみてね。※本体は袋をはずせない作りです。
キルティング地は、しっかりしていてクッション性もあるので座布団にも向いていますが、普通地で縫ってもOKです(お好みで)。
「座布団(本体)」の材料と用具
上写真は、座布団本体と座布団カバーの材料も写っていますのでご注意ください。
材料:完成サイズ「約31cm角、まち4cm」の場合
市販のシートクッション(30×30×4) 1個、キルティング生地 40cm×80cm、ゴムテープ 2cm巾×40cm、糸(60番)
用具:裁ちばさみ・糸切りばさみ・チャコペン・定規・まち針・目打ち・ミシン・アイロン・縫い針など
1.材料の裁断
布に直接線を引いて裁断します。
サイズ、縫いしろ(○の数字)は上図のとおりです。
1-2.サイズ変更したいときの計算方法
ご希望の大きさで作る場合の裁断サイズのご質問をよくいただくので、算出方法をご説明します。
例)縦A×横B×厚み(まち)Cの場合の裁断サイズ
縦=縫いしろ1×2+出し入れ口の重なり分C×2+縦A×2+まちC=2+C+C+A+A+C
横=縫いしろ1×2+横B+まちC=2+B+C
具体例1)中身が30cm角厚み4cmの場合の裁断サイズ
縦=縫いしろ1×2+入れ口の重なり分4×2+縦30×2+まち4=74
横=縫いしろ1×2+横30+まち4=36
具体例2)中身が縦30横28厚み3の場合の裁断サイズ
縦=縫いしろ1×2+入れ口の重なり分3×2+縦30×2+まち3=71
横=縫いしろ1×2+横28+まち3=33
上の計算式に、ご自身の作りたいサイズをあてはめてください。
座布団本体は、中身のクッションと同じサイズで作るほうがぴったりしてきれいにできます。
キルティングを使用すると、生地の厚みがあるので、約「中身+1cm」角に出来上がります。
ワンポイントあどばいす1
出来上がった座布団本体に座布団カバーを作る場合は、出来上がった座布団本体を測り、縦横にそれぞれ1cmプラスすると少しゆとりができます。まちは本体と同じでOK!
カバーをピッタリさせたい場合は、本体と同じサイズで作ってね
2.半分に折って縫い、袋状に
中心で中表(布の表面を内側)に半分に折り、7cm空けて、布端から1cm内側(上図の赤い点線部分)を縫います。縫い初めと縫い終わりは返し縫いをします。
3.まちを縫います
底の角にマチを入れます。下図の白点線部分を縫います。
4.開きを作り、ゴム付け
両脇の縫いしろをアイロンで割り、上記「2」で縫い残した開き部分は、下図のようにⅤ字に折ります。
両脇のⅤ字の部分を下図の矢印のように縫い、不要なところをカットします。
袋の口部分の縫いしろ1cmをアイロンで折り、端から7~8mmのところを縫います(両方とも)。
Ⅴ字の内側に、ゴムの端を重ねて縫い付けます。返し縫いをしっかりして2本縫うと丈夫で安心!
4.中身を入れて閉じれば完成
袋をひっくり返して、中綿クッションを入れます。
袋の口を重ねて、まち針で留め、まつり縫いの要領で縫い閉じます。
座布団本体が完成しました~!
ワンポイントあどばいす2
お洗濯など中身を出し入れできるように作る場合は、口を縫い閉じずに、スナップボタンやマジックテープを付けてください。その場合は周囲をジグザグミシンかロックミシンで裁ち目かがりしておくと安心。
本体が完成したら、カバーも手作りしよう!引き続き、座布団カバーの作り方をご覧ください。
カバーはお洗濯できるように着脱可能な造りです。ゴムなし、マジックテープで開閉するタイプです。