「コップ袋・フォーク袋」の作り方
超簡単レシピご利用にあたって
わかりやすい説明を心がけていますが、わかりにくい点もあるかと思います。ご不明点は お気軽にお問合せください。初歩的な質問大歓迎です!
コップ袋・フォーク袋の完成図
通園・通学に必要なコップ入れと、あると便利なフォーク&スプーン入れを作りましょう。
コップ袋は基本の巾着袋に折りまちを付けるだけ。フォーク袋は、あえて違う作り方を解説するため「両引きひも」ではなく片方だけ開きを作る「片引きひも」巾着にしてみました。両ひもと片ひもで、布の裁ち方や縫い方が違うので、ご都合に合わせてお作りいただければと思います。
生地は薄手でも中厚手でもOK。見本はツイル地を使用しました。
コップ袋・フォーク袋の材料と用具
材料:普通地・糸(60番)・ひも
用具:裁ちばさみ・糸切りばさみ・チャコペン・定規・目打ち・ゴムひも通し・ミシン・アイロンなど
今回、裁縫便利グッズ「アイロン定規」も使用してみました(写真中央の方眼の品)。
1.裁断し、布端の処理
布に直接線を引いて裁断していきましょう。
裁断サイズ、縫い代(図の緑色部分)は下図のとおりです。コップ袋・フォーク袋、それぞれ1枚ずつカットしてください。カットしたら、ほつれ防止に4辺にロックミシンかジグザグミシンをかけておきます。
2-1.半分に折って袋状に「コップ袋」
コップ袋もフォーク袋も、上の図の折り線の位置で中表(布の表面を内側)に半分に折り、「開き止まり」の印をつけ、布端から1cm内側に縫う線を引くのですが、ここから別々に説明しますね。
まずはコップ袋。
コップ入れのように軽くて立方体的な形の物を入れる袋は「折りまち」でまちを作るのに向いています。
上の写真のように、一度半分に折って、そこから4cm分もう一度折り上げます。4cm折り上げるとまちは8cmとなります。また3㎝折ればまち6cmに出来上がるということです。
ワンポイントあどばいす1
「折りまち」は角を縫い止める「三角まち」より簡単に作れるのでぜひ覚えてね(覚えるってほど難しくないけど)。何と言っても「折り曲げて縫うだけ」の手軽さが良いわ。小さめの袋で、袋の大きさに対して「まち」が広めのものに向いていますが、重いものを入れるには不向きです。つまり、コップ袋に最適!また、アイロンする時や収納時に、たたむと平らになるのも便利な点です。
折り上げて(「アイロン定規」使用中)アイロンでしっかり折り目をつけてね。
次に上から7cm位置に開き止まり、端から1cmのところに線を引いて、縫いましょう。「縫い初めと縫い終わり」だけでなく「折り上げ部分と重なるところ」も補強のため返し縫いします。
しるしつけが終わったところと、折り上げ部分のアップ、重なり方を見てね。
縫えたらひっくり返します。ひっくり返すと、あら~不思議!まちになっているんです。
返す前に縫い目に沿ってアイロンで折ってあげるときれいに返せます。ハイ、まち完成。
折って縫うだけで「まち」ができるなんて簡単便利でしょ♪
2-2.半分に折って袋状に「フォーク&スプーン袋」
フォーク袋は、片方だけ開きを作る片引きひも巾着でしたね。
折り線の位置で半分に折ってしるしを付けます。青い点線の部分を縫います。縫えたら縫い目に沿って折り、ひっくり返します。
3.開き口を作ります
開き口は、脇の縫いしろをアイロンで割り、割った部分にミシンをかけます。
ミシンは裏側から右図の赤い点線のように「コの字型」に縫います。オレンジ色の点線の順で縫うと良いでしょう。
フォーク袋は特に小さいサイズなので、狭くて縫いにくいです。でも、がんばって!
下の写真のように…こんな感じでゆっくり縫ってくださいね。
4.ひも通し口を縫います
袋口の縫い代を折り、ひも通し部分を作ります。アイロンでしっかり折り目をつけると縫いやすいです。
両引きひものコップ袋の口と片引きひものフォーク袋の口の写真、違いに注目!
今回は、縫い代2cmで二つ折りにし、1.5cmのところを縫います。返し縫いも忘れずに。縫っている写真がなくてごめんなさい。※三つ折りにする場合は縫い代を3cmとってくださいね。
5.ひもを通して完成
フォーク袋は片引きひも。ひもが1本ですね。
袋をひっくり返してから目打ちで角を出してやるとキレイに仕上がります。
完成図は下の画像をご覧ください。
おそろいでお弁当袋やランチョンマットを作ればランチセットになります、ファイト!セットにする場合は下記のレシピを参考になさってくださいね。
巾着袋の作り方のおさらいは下記からどうぞ。
タグ:コップ入れ, コップ袋, スプーンフォーク入れ, 巾着袋