ほっぺるふぃんぶろぐ

べっぴんさん展、朝ドラ、そして「趣味を仕事に」を改めて考える

寒いですね~、風邪もインフルエンザも流行っているそうですが、元気なほっぺるふぃん管理人です、こんにちは。

12月も残り半分になってしまった!
なんか焦る…。
気持ちだけは焦る。
けど、行動が伴わないという…。

朝ドラ「べっぴんさん」大急百貨店でのお試し(?)販売も大成功に終わり、いよいよキアリス大急百貨店支店の開店の日を迎えるところまできましたね。
これからますます商売が軌道に乗っていくんでしょうね?

先日、探し物があってユザワヤ神戸店に行ったついでに、神戸三宮で開催中の「べっぴんさん展」に寄ってきました。

「べっぴんさん展」
  場所:三宮ゼロゲート(仮称)3階 神戸市中央区三宮町2-11-3
  期間:2016年10月5日(水)~2017年5月7日(日) 11:00~20:00

無料で入れるけど、開催期間が半年以上あることもあってか、お客さんちらほらって感じ。
ドラマにはもう「あさやさん」はあまり登場しなくなったけど↓あさやさんセット。

見たかったポスター。清川あさみさん制作。

刺しゅう入りの手作り小物も展示中。

紀夫さんが戦地に持って行った裁縫セット↑とか、写真入れとか。

すみれが初めて刺した刺しゅうのハンカチが右端に。
もうとっても懐かしい感じですね。

そんな幼かったすみれも女学生になり、妻になり、母になり、趣味から起業し、試行錯誤しながらも、仲間と共にお店を軌道に乗せ始めました。

趣味から→手作り作品を売る流れ。
ハンドメイド作家として活動する人々はみんなほとんどそうなんじゃないでしょうか。
私も含め。。

自分にできること、自分の好きなこと、自分が得意なこと、それがハンドメイドだったから、自然な流れでハンドメイド作家になっている。裁縫、編み物作品はもちろん、それら手芸ジャンルに限らず、ですが、好きこそなんとか。。
ですよね。

ベビーショップあさやから、お店を引っ越して一人立ち(4人だけどね)して、キアリスとなり、今、まさに支店を出すまでになりました。

すみれは朝ドラの主人公にしては珍しいタイプ。「打てば響く」と言うよりは、おっとりしてて、「なんかなぁ~~。」と、言って、じっくり考えてから、行動に移す。

思いつくいろんなことは、当時としては斬新だったり、画期的だったりするんだろうけど、なんか、ほんわかしてて、ギラギラしてなくて、どこかしら品が良い。

キアリスの創立メンバーの4人、すみれを筆頭に君枝ちゃんも良子ちゃんも明美さんも、ビジネス感覚は最初はなかったですよね。今でもまだまだそんな感じ。それぞれのご主人である男会のみんなが呆れるほどに。

すごくリアルだと思いました。

私自身が「できない」「苦手」「弱い」と思っていることが、まさにこの、ビジネス感覚?経営感覚?なので、うわー!リアルって思ったのです。
経理とか帳簿とか在庫管理とか、ほんとどうしていいかわかりません。
いくらで仕入れて、いくらで売って、いくら儲けがあるか…とか、本当は一番大事なことです。
仕事なら。

すみれには3人の仲間がいて、男会がある。
お針子さんになってくれた商店街の仲間がいて、百貨店で売子になってくれた友人がいる。
子供たちの子守をしてくれる人がいる。
材料の仕入れや相談にのってくれる姉夫婦・父の存在もある。

なかなかこんな恵まれたメンバー持ってるハンドメイド作家は少ないはず!
この点は、リアルではない。
やっぱ、ファミリア創業は、なるべくしてなったと言えるのかもしれない。

ハンドメイド作家としてやっていく目標は、例えばファミリアのようなメーカーになることではないと言う人も多いと思う。

だけど、ハンドメイド作品を順調に売っていくと、いずれ壁にぶち当たる。

そんな時、朝ドラの男会のような、父や姉夫婦のような、苦手部分を補ってくれたり、的確なアドバイスをしてくれる、頼りになる存在があれば…こんなありがたいことはないです。

まぁ、男会の3人のご主人たちも、最初は戸惑いましたよね。
奥さんが仕事をすることにも、商売をすることにも、反対した。
でも今では頼れる存在。
徐々にこうなっていったんでしょうね。ならざるを得なかったのかもしれませんが。

そうそう、こういう頼れる存在を現実にはなかなか持てないと思うんだ。
普通のハンドメイド作家は。

少し前まで、ハンドメイド作家ブームと言うかね、テレビなんかに頻繁に取り上げられて、誰でも簡単に稼げる…みたいな扱いのハンドメイドブームがありましたね。
もう終わったのかな?
あれは。。

ハンドメイドを売るための、ハウツー本が、同じような内容で何冊も出版されました。
実は私も買いました。1冊。日記はこちら。( *´艸`)

人ではなく本だけど、私にとっては頼れる存在になりました。

そういや、ハンドメイド専門のコンサルタントを名乗る人が、あちこちで出現しました。
いや、私はコンサルを受けたことがないし、実際に受けた人に聞いたわけでもなく、詳細を知らないので、出現したらしい…と言うのが正しいか。

で、そんなコンサルタントの中には、決して安くないコンサル料を集めているとか、いないとかのウワサは目にしました(悪質なのは一部だと思いますけども)。

趣味から始めたハンドメイド作家の弱い部分は、たぶんみんな似たり寄ったりで、悪質なコンサルはそこを突いてくるのかな?なーんて思ったりしました。

ほとんどのハンドメイド作家は、ハンドメイド作家として成功するため試行錯誤で頑張るしかない。

でも、成功って何?
成功ってどこ?
売れっ子ハンドメイド作家になりたい?
そもそも何をもって売れっ子なのか?

ハンドメイド作家は、到達したい目標点がそれぞれ違うと思う。
到達への道というか到達の仕方も、それぞれが違っていいと思う。

孤独な闘い。
そう思ってました。
ずっと。
仲間ってどっちか言うと面倒臭いって思ってました。

けど、すみれを見ていると、仲間が欲しくなりました。

孤独にがんばっている見えない仲間、ハンドメイド作家の皆さん、がんばろうね。


売れっ子ハンドメイド作家になる本


連続テレビ小説 べっぴんさん Part1 (NHKドラマ・ガイド)


ファミリア創業者 坂野惇子 – 「皇室御用達」をつくった主婦のソーレツ人生