群ようこ著「毛糸に恋した」の影響で昔の手編みセーター出してみた

滅多にない読書の話題(笑)、うーん、秋だよね!

先日ミシン大好きと言ったばかりのほっぺるふぃん管理人です、こんにちは。
今日は、打って変わって編み物の話。

ほんとはミシンと同じくらい好きなんだ、手編み♪

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さて、本題。
タイトルにあるように「毛糸に恋した」は群ようこさんのエッセーです。
文庫本になってます。
読みやすくておもしろくて、1日で一気に読んじゃった!!

読書家ではない私でも、もうそこそこ長い人生なので、群さんのエッセーは何冊か読んだことがありますが、この本の存在は知りませんでした。なんで知ったかと言うと。。

時々勝手に読ませてもらってる、編屋さんのブログで、先日「毛糸に恋した」(編屋さんの日記はこちら)というタイトルで、この本が紹介されていて、うわ~っ!私も読んでみたい→すぐさまネットで検索→即注文→届く→読んでみた!のでした。

私でも、たまにこんな風に、即行動することもあります(ほんとに、たまにね)。

編屋さんの読後の感想の中に『「編み物をする女性は、みんなサバサバしている。めめしい性格は編み物に向かない」というのが衝撃』とあるのですが、その一文を見て、絶対これ読みたい!と思ったんですよね。
私も思い当たるフシがあったから。

と言うのが、話は全然違うって一瞬思うかな?
あのね、一般的に「釣りをする人は気が短い」とか言われますが、その言葉を聞いて、私よく連想していたんですね。「編み物をする=女性らしい」のが違うのと同じような感じかな、と。

ね、ね、その答えじゃない?
これ!

って思ったんです。

「サバサバしている=女性らしくない」ではないけれども。。
「サバサバしている=男っぽい」でしょ?なんか。

あ、でも、「男性=サバサバしている」かどうかは定かじゃないけどね(笑)。
ま、そこはいいか。
ここで触れなくても。

本の中に群さんの作品の写真や、その作品にまつわる話もたくさん出てきました。

私の周りにはなぜか、肉親以外で手編みやらミシンやらする人がほんとに少ない。こういう話を耳にする機会が滅多にないので、興味津々で読みました。
面白いなー。

人それぞれのこだわりやら習慣やらあるんだな。

で、突如思い出しました。
そういや、私も本館の作品集にも載せてない、昔のセーターとかカーディガン、あったな!!と

比較的新しい作品はブログにも編んでいる途中から完成までの様子など、画像とともに書いておりますが、ブログに書いてない手編み作品もいくつか残してありまして。。

せっかくなんで、ちょっと写真撮ってみました。

シルエットが古いのはご容赦ください。
捨てるに捨てられないのよ。
例え、流行りじゃなくても気に入って編んだデザインだから~。

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ツイード調のセーター。
メインはこげ茶なんだけど、ピンクや黄色や緑がポツポツっと混じってる輸入糸です。

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並太より少し細めの糸で編みました。
デザインは雑誌「毛糸だま」を見たんだったっけかな~。後ろも同じ柄です。

続いては↓私にしては、珍しい赤。

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これはウール100%の並太。わりに安価な糸だった記憶。

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ゴム編みがちょっと変わってるのが、こだわり。
表目を1回ひねって編むゴム編み。

続いて、カーディガン。

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身ごろを3枚も編まなくちゃならないので、カーディガンはあんまり編んでない。
数少ない作品。

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首周りも袖口も前立ても、袖も、後ろ身ごろの編み模様も、全部ぜーんぶ、可愛いの♪
手編みの本に載ってて一目惚れしたデザイン。

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アルパカ混で軽くて柔らかい毛糸で編んだらとっても肌触りの良い出来上がりになりました。
せっかく編むなら、やっぱ良い糸で編むべきだなとつくづく思った作品。

これら以外にも何枚か編んでますが、考えてみたらアラン、多いなー。

私は一番アランセーターが好き。
着るのもだけど、編むとしたら、アランだね~。

編み込みは「イーッ」となる(笑)し、透かし編みは、なんか穴が大きくなりすぎる気がして苦手。編み加減と言うのか、手の編み癖というのかしらね?

その点アランは良いわ~。
目が多少不揃いでもきれいに見える!

群さんの本にもあるように、ほどいて編み直すことができるのが編み物の良いところ。
私たちの親世代(戦前生まれの人たち)は、普通に「編んで、着て、古くなったら、ほどいて、また編んで、着て、またほどいて」を繰り返していました。それを見て育ちました。

何シーズンか着たセーターは、ほどくと毛糸が、ラーメンの縮れ麺のようなチリチリなんですね。で、それをお湯で伸ばす作業とか、伸ばした毛糸を束にしていくつも並べて竿に干している場面とか、母や祖母や叔母たちがよくやっていました。
当時、子どもだった私の編み物の手伝いと言えば、その毛糸の束を、編みやすいように毛糸玉にする作業が定番でした。

が、私自身は一度着たセーターなどを編み直したことがありません。
モノが豊かになったからでしょうね。
毛糸もいくらでも新しいものが手に入るし、セーターもカーディガンも手で編まなくとも、いろんなデザインでいろんなサイズで山のように売られている。。

手編みのセーターとか、最近は簡単に買うことができるよねぇ。どこかの国の人が編んでくれたやつならめっちゃ安い。自分で編むなら「やだ、こんな安い値段!工賃いくらだよ?!」って思うけど、ありがたいよね。
ありがたいけど、ちょっと残念。
手編みのセーターが、お安く手に入るとね、編む楽しさを味わうのさえも面倒になるじゃん。

そう言えばここ何年も編んでないかも。
これから冬に向かうし、久しぶりに編みもの、始めようかしらね。

あ~、でも、今、刺しゅうもやりたくなってんだよね。
「べっぴんさん」に影響されて(笑)。

他の方のレビューはアマゾン↓にあります、ご参考まで。


毛糸に恋した (幻冬舎文庫)

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